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ケーススタディ 相談・貸付事例③

40歳代女性のケース

・債務状況:離婚の際、夫の債務を肩代わりし、個人再生で100万円を完済。現在、債務はない。

・現在の状況:母子家庭でパートタイマーとして働いているが、子供の高校入学費用を工面するため家賃2ヵ月分を滞納中。子供の進学にあたり、自治体の就学支度金41万円は受給できたが、就学資金は保証人がいないため借りられず。高校の奨学金9,800円は申請ずみで受給できる見込み。家賃と就学資金を借りたいものの、両親はすでに死亡、兄弟もいないうえ、元夫とは音信不通の状態で、保証人となれる人は1人もいない。

・解決方針:勤め先の職場が好意的なので、職場の上司に連帯保証ではなく協力人として署名をお願いし、グリーンコープの生活再生貸付を通じ50万円の貸付を行うこととした。

・問題点:家賃が高いので市営住宅への転居を検討した際、「市営住宅は親族が保証人でなければダメ」と説明されたと本人が認識していたが、グリーンコープ生活再生相談室で確認したところ、「親族でなくても大丈夫で、職場の上司でもよい」とのこと(本人が十分理解できるように伝わっていない)。奨学金の保証人についても、市の制度とその他の制度では条件が異なることづたとえば県の教育文化財団の場合、申込みは高校生本人が行い、親が保証人となる等)がトータルに教えてもらえなかった。また、9,800円の母子家庭給付奨学金がおりず、生活再生相談室では他の就学援助(奨学金)申請を行うことを勧め、あらためて申請中。ただし、借りることが約束されても入学確認後に支払われるため、結局は入学式に間に合わず断念せざるをえない。せっかく就学援助(奨学金)の制度が存在しても、貸付までに時間がかかり間に合わないことが浮き彫りになった格好である。

50歳代女性(同居の娘:18歳)のケース

・債務状況:10件(うちヤミ金融7件)、65万円(うちヤミ金融15万円)

・借金の理由:以前、自己破産した際に知人数人からの借金を整理しなかったため、その返済でヤミ金融からの借入れにつながった。

・現在の状況:勤め先へもヤミ金融が取立てに来たため、仕事を辞めざるをえず、その後の就職もむずかしい状況で生活が成り立たない。ヤミ金融側は、返済ができないときは娘を水商売の形で働かせるとの念書をとっていったほど。自己破産をしたときの弁護士に相談したところ、ヤミ金融からの惜入れがあることを理由に受任を拒否された。職に就けないため、生活保護の受給と取下げを3~4回繰り返している。生活に困窮している現状をふまえ、生活保護の申請をあらためて行うことで対応し、債務整理については他の弁護士に依頼した。

・解決方針:協力してくれる弁護士に債務整理を依頼したところ、ヤミ金融へは支払わず、他の消費者金融会社には任意整理を行うことで受任。ヤミ金融対策を含め方針を確認した。また、早急に仕事に就くべく相談に応じ、緊急の生活費については生活保護申請を行うことで区役所に相談した。グリーンコープ生活再生相談室の相談員が同行し、債務整理方針を確認して申請が受理され、緊急貸付が行われた。